米国でFOMCが25~26日に掛けて開催されましたが、市場の予想通りFRBは政策金利の誘導目標を1%~1.25%維持に設定しました。ただ注目されている膨大に膨れ上がったFRBのバランスシートの縮小時期を、これまでの「this year(年内)」という表記から「relatively soon(比較的早期に)」という文言に前倒しされました。今回の声明を受けて市場では、バランスシートの縮小は9月から、次の利上げは9月の市場の反応を見て12月に実施という見方が趨勢となっています。為替市場では利上げが見送られたことで日米金利差が縮小したことで、若干の円高ドル安に動きました。
独ロバート・ボッシュは、車輌が所定の駐車スペースに自動で駐車する「自動ヴァレーパーキング」をダイムラー社と共同で開発、2018年に独メルセデス・ベンツ博物館で実用化すると発表しました。両社が開発した「自動ヴァレーパーキング」は、ドライバーが降車エリアで車輌から離れた後、スマートフォンのアプリ経由で指示をすることで、当該車輌が自動で駐車スペースに移動して駐車するという世界初のシステム。ボッシュがセンサーなど駐車場のインフラと通信技術を、ダイムラーが車輌側の技術を開発、この新たな自動駐車システムにより、駐車によるストレスや時間、ドライバーの乗り降りを考慮する必要性が無いために、駐車可能台数を2割増やすことが出来るという。完全自動運転の前段階として画期的なシステムと思われ、特に駐車スペースを最大限に利用しなければならない日本の都市部では、今後必須になるかもしれない先進技術でしょう。
(一部日刊自動車新聞より)
スズキ自動車は、小型SUVのエスクード(海外名ヴィターラ)に、新開発の1.4リッター直噴ターボエンジン(ブースタージェットエンジン)を搭載した「エスクード1.4ターボ」を追加設定して発売しました。新設定のエスクード1.4ターボは、2.2リッター自然吸気エンジン並みの高出力・高トルクを発揮する1.4リッター直噴ターボに6速ATを組み合わせることで、トルクフルな力強い走りを実現化させている。外観は自然吸気と違う新デザインのメッキフロントグリル、専用アルミホイール、ルーフレールを装備、内装は黒をベースに赤を用いて落ち着いた雰囲気を醸し出しつつ、専用ステアリングホイールとペダルプレートを採用してスポーティさを演出させている。足回りは欧州で徹底的に走り込んで鍛え上げた1.6リッターモデルにも採用されている新世代4WD制御システム(ALL GRIP)や衝突被害軽減ブレーキシステムの「レーダーブレーキサポートⅡ(RBS Ⅱ)」、長距離運転を支援するアダプティブクルーズコントロール(ACC)、サイドエアバッグやカーテンシールドエアバッグなど、先進の安全技術を踏襲させている。1.4リッター直噴ターボを搭載することで、高速走行で高トルクによる余裕の有る走りを演出、ストレス無く走行出来静粛性にも寄与している。また新世代4WDシステムにより、高い悪路走破性も1.6リッターモデルで実証済みとなっており、オールラウンドで活躍出来る小型SUVに仕上がっている。この「エスクード1.4ターボ」は1.6リッターモデル同様、スズキ自動車のハンガリー子会社であるマジャール・スズキで生産され日本で逆輸入車として販売、価格は税込み2,586,600円となっている。
エスクード(エスキュード)は海外名ヴィターラ(ヴァイタラ)として販売される同社の世界戦略車、認知度が高いという事で中古自動車輸出車輌としての人気も高い。
三菱ふそうトラック・バスは、今年5月に全面改良した新型「スーパーグレート」の顧客向け試乗会を全国ほぼ全ての都道府県で実施します。発売以降、全国の主要都市7ヵ所で開催してきましたが、各都道府県の顧客や販売拠点から試乗の要望がかなり集まっている。このため同社は、さらに30か所以上で年内に追加開催することを決定、新型「スーパーグレート」で大型車販売を巻き返すための下地作りをしていき、中期的に大型トラック新車販売シェア25%以上に目標を引き上げた。5月に21年ぶりに全面改良した新型「スーパーグレート」、新開発のダウンサイジング過給エンジン等を搭載し燃費を最大15%改善、さらに機械式自動変速機(AMT)「シフトパイロット」を全モデルに採用、2ペダル化を図ることで、ドライバーの負担軽減を図った。既に実施した試乗会の参加者からは、かなり高い評価を得ており、Seeing is believing(百聞は一見に如かず)ならぬDriving is believing(試乗は一見に如かず)ということで、全国で試乗会を実施するに至った。三菱ふそうトラック・バスの大型トラックの新車販売シェアは、今年1~6月が18.5%、6月単月では20.8%と順調に推移、今後の試乗会実施をきっかけにして早期にシェア25%超えをねらっていく。
(一部日刊自動車新聞より)